【ポケモン剣盾】S27 最終685位 R1842 ザシオーガ伝説たちのリンチパーティ
初めまして、ろろです。こちらはS27(ダイマックスあり、禁伝2体環境)の構築記事です。
環境が始まって1か月、荒れている環境下で、自分のポケモンランクマッチ人生初R1800超え&最終3桁順位を達成したので、その構築記事を紹介しようと思います。
長めの構築記事ですが、どの構築にも入るポケモンで組まれた参考にしやすい構築かつ、禁伝も1体ずつ対策を丁寧に記載しているので最後まで読んでくれたら幸いです。
構築記事を書くことは当然初めてなのであしからず。
構築経緯
シーズン開始前から強いと騒がれていたザシアン、カイオーガの並びを使用。もともと禁伝1体環境でもザシアン、カイオーガばかり使っていて、使用感が良かったため、禁伝2体は最後までこの2体だった。
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禁伝2体環境ということでこちらも前評判が高かった(嫌われていた)メタモンを採用。
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安定した襷枠、以前の環境からとても多かった一撃ウーラオスを採用。
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電気の一貫を切る&地面の一貫を切る&物理受け&岩、地面打点が欲しかったため、ランドロスを採用。
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珠アタッカーを探すのに苦労した。初めはドラパルトを採用していたが、あまりにも物理ポケモンに偏ってたため解雇。代わりに新環境が始まるたびに環境から減るといわれ続けているが結局減らないで有名なポケモン、サンダーを珠アタッカー枠で採用。カイオーガが受け破壊役に。
構築コンセプト
基本は対面構築。1:1交換以上をとれるようにする。理想の展開はこちらの選出を1体隠したまま勝てるくらいの圧倒的勝利。
ダイマックスはどのポケモンに使ってもある程度活躍ように。ダイマックスで戦況ひっくり返すというよりはダイマックスで試合を制圧できるように。
個体解説
ザシアン(剣の王)@朽ちた剣
性格 意地っ張り
実数値 191(188)-242(236+)-135-×-135-179(84)
技構成 巨獣斬 じゃれつく インファイト 電光石火
H 16n-1
A 11n
S 最速110族抜き
(他の方の調整をそのまま使わせていただきました。)
禁伝枠①。禁伝が2体いること、一般ポケモンもダイマックスして強いのでこのポケモンにダイマックスが切れないというデメリットをあまり感じることなく使いやすかった。主に対面構築で、日食ネクロズマ+鋼、ヌオーの並びの構築以外には積極的に選出。
ザシアンで全抜きするのではなく1体持っていくだけで優秀なので、Aは特化レベル、あとは耐久に振る型が良いと思われる。耐久が脆いと、ザシアンの前のポケモンでダイジェット1回積まれて等倍のダイマ技でザシアンワンパンなんてことが起こるのでAS振り切りはお勧めしない。せっかくの巨獣斬とかいう壊れ技の通りが悪くなってしまう。
巨獣斬以外の技に関してもテンプレート。Sに努力値を割いていないので電光石火は必須技。一般にザシアンに強いといわれている日食ネクロズマも少し耐久に甘えているだけでインファイトが受からない。仮に受けられてもHB日食ネクロズマは遅いので、後述するカイオーガで圧をかけることができる。稀にHBサンダーでザシアンを受けようとする人がいるが、アッキの実持ち以外は巨獣斬+じゃれつくを耐えられない。交代が読める場面では、例えサンダーがアッキの実を持っていたとしてもじゃれつく×2で落ちる。
カイオーガ@食べ残し
性格 控え目
実数値 205(236)-×-113(20)-201(100+)-161(4)-129(148)
技構成 根源の波動 冷凍ビーム 身代わり 瞑想
H ラッキーの地球投げを身代わりが1回耐えるように
C できるだけ高く
D 端数
S 準速75族抜き
禁伝枠②。受け破壊要因。初めは突撃チョッキを持たせていたが、環境中盤から徐々に受けループが増え、貯水持ちのポケモンやラッキー、ハピナスにほぼ勝てなかったので型を変更。受け構築にはほぼ100パーセント選出し、その他にはランドロス、ウーラオスが刺さらない構築に雑に選出。
受け構築には積極的に投げ、有利対面から身代わり→瞑想で積む。物理受けのポケモンに投げることで相手は交代するので身代わりから後発のポケモンを積みの起点にした。また貯水だけで受けようとするトリトドンや特殊ガマゲロゲの後投げは最高の起点。スカーフ型やチョッキ型だとほぼ勝てないラッキーやハピナスも、積みまくることによって勝率は5割ほどあった。ラッキーとハピナスに関しては瞑想や歌うを持っているときつい。急所に当てる、歌うをかわす、最速起きする、数的有利な状況にしてTODすることで対策した。(つまりほぼ運ゲ。)
この型のデメリットは、
・積んでいない状態のダイマックスはあまり強くない
・スイーパーの役割が担えない
・水タイプへの遂行速度が遅い
ことである。なのでダイマックス枯らし要因になったりと腐る場面もあった。
ウーラオス(一撃)@気合の襷
性格 陽気
実数値 176(4)-182(252)-120-×-80-163(252+)
技構成 インファイト 暗黒強打 カウンター 不意打ち
H 端数(賛否両論)
AS 振り切り
様々な構築記事で語りつくされているポケモン。特に話すことはない。襷を持っているため、様々な構築相手に選出でき、それなりの活躍をしてくれた。
注意しなければならない点は、
・フェアリータイプに何もできない
・カウンターは読まれる
ことである。特にカウンターの枠は悩みどころで、フェアリータイプにも打点を持てるように毒づきに変えてもよいかと思う。その際はH振りが意味なくなるのでBに4振ろう。
サンダー@命の珠
性格 臆病
実数値 165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)
技構成 10万ボルト 暴風 熱風 電磁波
B 端数
CS 振り切り
ダイマックスアタッカー。このポケモンは結局この環境でも強かった。ダイマックス適正SSSポケモンで、初手ダイマックスから3タテする試合も多かった。構築単位でサンダーが重たい構築がとても多く、とても選出しやすかった。サンダー対策で有名なポケモンは何体かいるが、それらに共通することとして岩タイプを持っていることが挙げられる。こちらの構築には格闘技持ちが多く、カイオーガもいるため、サンダーピンポイントメタは選出されることがなかった。
技構成に関して、10万ボルトはボルトチェンジとの選択になると思われる。対面操作に長けている人は絶対にボルトチェンジをお勧めする。自分は上手に対面操作できない&少しでも火力を追求した&居座りたいのにタイプ一致の技が命中不安しかないということを懸念して10万ボルトを採用していた。「じゃあ補助技の枠ボルトチェンジにすればいいじゃん」と思う人もいるかもしれないが、ダイウォールが優秀すぎて補助技を切ることはできない。
補助技は羽休めとの選択になるが、電磁波を持っていることによってサンダーが倒されても後ろのポケモンのサポートができるという利点がある。
ランドロス(霊獣)@オボンの実
性格 意地っ張り
実数値 196(252)-188(44+)-133(180)-×-101(4)-115(28)
技構成 地震 岩雪崩 空を飛ぶ 剣の舞
HB A特化ザシアンの巨獣斬をオボン込み2耐えかつできるだけ高く
A 余りかつできるだけ高く
D 端数
S +1で最速103族抜き
(他の方の調整をそのまま使わせていただきました。)
物理受けとダイマックスアタッカーを両立でき、岩、地面技を持っていることから、この構築に相性抜群の補完枠。主に禁伝枠ではホウオウ、ゼクロム、ジガルデ、一般枠ではエースバーン、ガブリアスに役割があった。
基本裏から出して、威嚇を入れることで引かせる。その隙に剣舞を積むか釣り交換をする立ち回りがおすすめ。機会は多くないが、剣舞さえ積むことができれば3タテも狙える。
禁伝枠が2体とも特殊ポケモンである場合や、氷、水ポケモンが相手の構築に入っているときには要注意。選出には慎重になる必要がある。
メタモン@拘りスカーフ
性格 能天気(任意)
実数値 155(252)-×-×-×-×-×
技構成 変身
H 振り切り
インチキで多くのプレイヤーから忌み嫌われるポケモン。選出には非常に気を使う必要があり、刺さらない構築に選出してしまうと腐るどころか積みの起点にされかねない。「困ったらとりあえずメタモン」は全く通用しないので注意しよう。
自分は禁伝2体どちらをコピーしても強い場面しか選出しなかった。1番選出場面が多かったのはザシアン黒バド構築。相手がメタモン対策をしていないことが多かったので、黒バドの襷さえ削ってしまえば簡単に勝てた。
逆にホウオウや日食ネクロズマ、イベルタル、ディアルガはコピーしてもメリットが少ないのでそれらのポケモンが見えたら選出は絶対にしないように心がけていた。耐久が高いポケモンや、積みを前提にするポケモン(ジオコントロールは除く)に対しては打ち合い負けるので注意。
環境終盤では相手もメタモンが見せポケになっていることが多かった。
選出
〇基本選出
・ザシアン、サンダー、ウーラオス
・ザシアン、カイオーガ、サンダー
このどちらかの選出が多かった。基本的にはダイマックスはサンダーに切る。先発はサンダーからの初手ダイマックス。イベルタルかゼルネアスが構築にいた場合はザシアンを先発に置く。ウーラオスやカイオーガは後発から活躍させることがほとんどだった。
〇禁伝対策
2体の並びの対策を書いているとパターンが多すぎて書けないので、1体ずつ考える。その対策を2体分みて総合的に選出を決めてほしい。S27上位50位以内の禁伝のみ考える。(グラードンは41位だが1回も見なかったので考察から外す。)
・ザシアン
ザシアンどうしの対面、サンダーのダイジェット→ダイバーン、ウーラオスのカウンターで処理した。ラス1対面ではランドロスも強いが、そのケースがあまりなかった。ザシアンが引いて威嚇解除されてしまうとランドロスが不利になりかねないので注意。また、ウーラオスのカウンターが非常に読まれ、ザシアンが電光石火から入ると対面負けるので終盤はザシアン対策になっていなかった。
対面で勝てるポケモンが少ないので、2体で処理する意識が必要。しかし、サンダー+ザシアンの並びでどんな型のカイオーガも倒すことができるためあまり困らなかった。拘りスカーフを持っていてもサンダーがダイマックスすることによって対面倒せる、もしくは相手にダイマックスを強制させて裏のザシアンの巨獣斬でザシアンが無傷のまま突破できた。
・日食ネクロズマ
結構きつい。HBに甘えていない型だとザシアンのインファイトを2耐えするので、回復されるタイミングでカイオーガを後投げすることが必要。そうすると相手は交代orダイアースをしてくるのでカイオーガで後続のポケモンに負荷をかけたり、身代わりから積んだり、ダイアースに対してサンダーを後投げしよう。
ランドロスで対策することができなくはないが、コンビでいることが多いイベルタルにはイベルタルが出てくる前に積まないと勝てないので注意。
ウーラオスでの対策もできるが、その際には取り巻きのフェアリータイプのポケモンに注意。
簡単に勝てる。現環境ではASかCSしかいないので、ザシアンの巨獣斬で確定1発。その他にも、CSイベルタルに対しては積んだカイオーガで勝つことができ、サンダーはタイプ相性上不利をとらないので対面有利なポケモンが多い。
・ホウオウ
ホウオウを見た時点でザシアンの選出が抑制される。ホウオウともう1体物理受けがいた場合はザシアンの選出はあきらめる。代わりに、ランドロス超有利、カイオーガ微有利、サンダー有利、ウーラオス微有利なので、この4体で倒すことを意識しよう。
・ムゲンダイナ
ザシアンが有利をとることができる。受け構築にいることがほとんどなので、裏のヌオーやテッカグヤ等に引かれることもあるが、その際はカイオーガで積んで突破してしまえばムゲンダイナが受けきれない性能をしたまま対面するので突破することができる。受け構築相手にはランドロスが選出できないので攻撃技のタイプで有利が取れないので対策には意外と苦労する。
・黒バドレックス
ウーラオスは語る必要がないくらい有利。メタモンは事前に襷さえ削ってしまえば有利。襷削りに1体使ってもC+1の状態でコピーでき、そのまま突破するとC+2になるので有利。サンダーはダイジェット+ダイジェットorダイサンダーで突破可能。環境にCS襷しかいないので対策が容易である。
先発でしか出てこなかったので、初手ザシアンのインファイトで大幅に削ってから、裏のサンダーかウーラオスで処理をする。裏から出てきたチョッキディアルガは、場にザシアンかウーラオスが残っていないと負ける。そのようなケースには出会わなかったが、開拓されるポケモンなので注意。
・ゼルネアス
先発に出てくることが多かったのでザシアンを合わせて対策していた。ウーラオスと積んでいないカイオーガは対面させてしまうとザシアンが残っていない限り負けてしまうので注意。ジオコントロールに合わせてザシアンを後投げしよう。電磁波型もザシアンを合わせていないと好き放題されるので注意。
・ジガルデ
カイオーガ、もしくはランドロスで対策する。しかしどちらのポケモンも蛇睨みには対策できていない。身代わりを張った状態のカイオーガで対面するか、ウェポンがサウザンアローしかない型しかいなかったためダイマックスにランドロスを後投げして剣舞の起点にするかサンダーを後投げして対策する。
・ゼクロム
ザシアンかランドロスで対策する。どちらも1発は攻撃を耐え、返しで大ダメージを与えることができるので問題ない。しかしサンダーとカイオーガは大きく不利をとるので対策ポケモン選出は必須。火力が高いので誤魔化しが利かない。
・ルギア
きつい。マルチスケイルと電磁波のせいで大体のポケモンが上をとれず、倒せず、積みの起点になってしまう。先発で出てくることが多いので、こちらもサンダーの電磁波でSを下げ、麻痺運ゲを仕掛けなければならない。
・ホワイトキュレム
ザシアンで基本的には負けないが取り巻きのポケモンがザシアンを厚く対策しているので注意。スカーフだとしてもこちらの構築に一貫する技がないので裏のポケモンでなんとかできる。チョッキはザシアンでなとかするしかない。
・レシラム
きつい。技範囲が非常に広いため、対面で勝てるポケモンがほとんど存在しない。ダイマサンダー+1でなんとかするか、ダイマックスを使わせた状態でカイオーガを死に出しすると、ソーラービームは溜め技なので対処可能。
〇一般ポケモン
構築単位で重いかつよく見かけたポケモンのみ紹介する。
・サンダー
物理受けサンダーは基本問題ないが、CS珠サンダーにはこちらのサンダーのダイマックスを合わせないと3タテされる。必然的にサンダー入りの構築には初手サンダーのダイマックスが強要させられる。HBかつ怪電波持ちのサンダーの時は潔く諦めることも必要。
・ヌケニン
こちらの禁伝2体が一切打点を持っていない。一般ポケモンはどのポケモンも打点を持っているので、禁伝2体出さない選出になる。この環境のヌケニンは襷を持っていることがとても多いので、できればランドロスのダイロックの砂で倒したい。
・ウオノラゴン
こちらのポケモンすべてが最速スカーフウオノラゴンを抜けていない。サンダーがダイマックスすると、エラ噛みを耐えてくれるので返しのダイジェットで上をとるか、ウーラオスでごまかすしかない。
後語り
新環境が始まって1シーズン目、今まで4桁に乗って喜んでいた自分がR1800超え、最終3桁を達成できるとは思ってなかったので非常にうれしいです。環境が煮詰まっていないので、ゴリゴリパワー選出に対応しきれていないのが高順位の要因かと思われます(ゴリゴリは元プロ銀だかーリスペクト)。
プレイングミスが結構多くてもこの順位なのでうまい人が使えばもっと上に行ける構築だと思います。ポケモンの型は1から考えたというよりは他の構築記事からアイデアをもらいまくっています。素人らしいですね。昔に作ったポケモンなので、どの記事を参考にしたかは記憶にありません。ごめんなさい。
ストーリーで水の塔を選び、サブロムがないため悪ウーラオスが使えなかった自分に悪ウーラオスを貸してくれたマリィ好きのサイトウ君ありがとう。そこはサイトウ好きのサイトウ君であれよ。
みんながおしゃれな色違いを使用している中、自分は昔作って使用感が良かった通常色ザシアンを使っていました。色違いも保有してるが調整が自分の戦い方に合わず、努力値リセットするためのヨロイ鉱石がもったいないので放置。他の人みたいにサブロムとかアイテムが豊富にあったら色違い使ってるよ。チクショー。